読み聞かせ

読み聞かせにはどんな効果がありますか?

①落ち着きのある子供に育ちます

 読み聞かせには、うれしい効果がたくさんあります。幼稚園や保育園までは就寝前の読み聞かせを習慣にしているおうちも多いでしょう。ママは、なかなか寝付かないわが子の睡眠導入の儀式として、内心「早く眠って~」と祈るような気持ちで絵本を読むこともあるかもしれませんね。
 でも子供にとって読み聞かせはママとの特別な時間です。お風呂から上がるまでは「家事戦闘モード」のママも、子供と一緒にお布団に入る頃にはどうかリラックスして体も心も声もやわらかい状態で読み聞かせをしてあげてください。リラックスしたママとお布団の中で体をくっつけて楽しいお話を聞いていると、子供は安心と幸福を感じます。「あ、ママの匂いだ。おっぱいやわらか~い。お布団の上からトントンしてもらうと気持ちいい。うれしくて眠りたくな~い」そんな気持ちになります。それは公園遊びや玩具やゲームでは決して得られない、人間の情操の根幹を形成するかけがえのない幸福感です。小さい頃にこういう幸福感を味わった子供は、心の重心のしっかりした落ち着きのある子供に育ちます。成長して学校や社会でいろいろなことに直面した時も「自分は大丈夫!」と思って乗り越えられる子に育ちます。

②豊かな想像力が身につきます

 ママのそばで安心してお話を聞くと、子供の心は自然と「開いた状態」になるので、未知の物語世界や少し難しいストーリーでも、知らぬ間にどんどん引き込まれていきます。見たこともない港町、不思議な生き物たち、そこで繰り広げられるストーリー。知識と経験が少ない子供には想像力に限界がありますが、絵がそれを助けてくれます。
 年長くらいになると、文字中心の本の読み聞かせもしてあげましょう。本と友だちになった子は想像力が鍛えられて豊かになってきます。絵の助けがなくても、想像力や構想力で物語を追えるようになります。
 小学入学前になったら、絵本はできるだけ自分で読むように導いてあげましょう。最初は一字一字のたどり読みでも、それまでの読み聞かせの効果でどんどん早く読めるようになります。また読む力や想像力は、どの教科でも必ず学習の助けになります。

③読書の習慣が身につきます

 読書の習慣は、実は簡単に身につくものではありません。テレビを見たりゲームをしたりするのとは違い、活字を一字一字読み続け、行を追い、物語を理解していくためには、はじめどうしても意志と忍耐の力が必要です。しかし読み聞かせの習慣があると、読書の習慣はよりスムーズに身につきます。本への親しみや培った想像力が自力読書を助けるからです。
 息子が小学2年の時に『ハリーポッター』シリーズを買ってあげましたが、分厚い本なので冒頭の数ページだけは読み聞かせをし、「この本面白い?」「うん!」「じゃあ、ここからは自分で読んでみようか」と、息子が興味を持ったところで自力で読むように本を渡しました。4年生になる頃には大人のハードカバーの本をよく読んでいたので効果があったのかもしれません。読書の習慣は、必ずわが子の一生の財産になりますよ。